轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页
五
趣きがあります。反復であって反復でないものがあるのであります。
一 多く早く描くことは、図柄をいつも略化させます。それはただ粗略になるのではなく、結晶されてくることを意味します。しばしば何を描いてあるか分らないまでに変化してしまいますが、実はこの非実より実を強く現わすものはないのであります。
五
美しい民器には、しばしばこのような性質が見られます。これらの諸徳は凡て伝統的な工藝品に見られる特色といってよいでありましょう。かつ労働を伴う手仕事に与えられる余徳ともいえましょう。もとより凡ての伝統的な品が美しいわけではなく、凡ての労役が美しさを将来するとは申されません。それで時代が低く、環境が悪いと、伝統自身が生気のないものに沈みます。しかしこの絵土瓶の歴史は幸にも時代がまだ良かった時に発足しました。それ故模様は眠ったり死んだりしたものではありません。それに仕事は今の機械生産に伴う労働とは大変に違い、遥かに人間的なものでありました。つまり手の技であったため、いつも心との繋がりが密で、仕事と人間とに直接の連結がありました。それ故作る物には道徳が守られました。