轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页
角館で用いるものも、今は多く福島県から輸入されるという。一度皮を剥がせば、あとにコルク質の皮は出来るが、元のような強靱な光沢あるものは出来ない。それに今のところ栽培はせず、山奥にある野生のものを剥ぎ取るのであるから、将来の限度は見えている。それに角館だけでも一年間の使用量は大きい。このことは当然遠くない時期に材料難を来すであろう。樺桜は材料として、もっと貴重視されていいのである。
このことを思うと、近時盛に作る下駄表の如きは、奨励すべき仕事ではない。それは単に消耗品に過ぎなく、製品の生命が数カ月で終ってしまうからである。もし樺張の下駄を続けようとするなら、須らく不用な皮を継いで用いるか、または三番手、四番手の皮を選ぶべきで、上等の飴皮の如きものを乱費してはならない。それは貴重な資材に対する慎みを欠くことになろう。
時として机とか棚とか卓とか大きな品物が製作された。しかしこの種のものも、そう試みるべきではなく、材料の点から見ても幾許かの無理を常に感じる。樺細工はむしろ中型の箱類以下、胴乱の如き小型のものを中心に製産されるのが常道であろう。それに度々細かい技術を要するのであるから、これが中小品に適するのは論を待たない。