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ふくいんさつじんじけん
復員殺人事件
「座談 第三巻第六号~第七号、第四巻第一号~第三号」1949(昭和24)年8月1日~9月1日、1950(昭和25)年1月1日~3月1日(未完)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,621 字 · 195 页
殺人事件だときいて却って、安心しやがった様子だったぜ。ひどい奴があるものだよ」
もう二時だった。
「さア、ねむい連中は、椅子の上でも廊下でも、ころがって、ねむるがいゝよ。たゞ、見張りの者だけは、部屋をはなれてはいけない。表門、裏門と、各被害者の部屋の前だ」
私も広間の椅子で、夜明けまでウトウトした。
附記 犯人の名前を当てればよろしいのかとの問い合せが文藝春秋の編輯員諸公からかなりありましたが、編輯記者ともあろうものが、悲しい早合点をしてはいけません。犯人を当てようというケナゲな志を立てたところだけ、勇気見るべきものがあります。
やがて、巨勢大探偵が推理によって犯人をつかまえます。巨勢博士の推理の原料となる全てのものを読者に提供して、それから答案をもとめるのですから、巨勢博士と同じ推理によって犯人が当るのでなければ、ゼンゼン御名答とは申せません。
不連続殺人事件の時は百枚ぐらいの答案を書いた人が二十人ほどもありましたが、御熱演、カンゲキのほかは有りませんが、百枚とはひどいや。二三十枚でピタリと推理をまとめていただきたいものです。
まだ事件は、はじまったばかり、このへんから犯人のつかまる筈はありません。