轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うんせききこう

柳宗悦 民藝紀行

柳 宗悦

柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页

青空文庫

集めて見ると特に北半の品々が際立って立派である。そうして北に登る毎に美しくなる傾きがある。最北の津軽は中で最も立派である。大体北方で発達するのは、雪がちな土地のこと故蓑を用いる機会が多いことと、長い雪の冬にかかる物を作る時間が与えられていることとに因ろう。これに加えて農民の生活やその製作品に、中国に比べて古い伝統がよく残っていることに起因しよう。風土と地理と歴史との特殊な背景がこの発達を促し、今も需要があって、製作が持続されていると考えていい。

大体からいうと、栃木県、福島県、宮城県、山形県、秋田県、岩手県、青森県などで特色あるものを作るが、特に後の四県が見事なものを作る。中でも北津軽、南津軽、岩手、鹿角、仙北、最上、村山の諸郡は蓑の王土と呼んでいい。新潟県、富山県などにも作り方に面白いのがあるが、さまで美しくはない。琉球や台湾のような例外もあるが、概して中部以南のものは特色に乏しい。

しかしこれらの見事な蓑は北国一帯に在るとはいうが、どの村でも作るということはない。ある村で素敵に美しいものを作るが、隣りの村では全く作らないというようなことが多く、不思議な現象に出会う。