轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页
大谷石は形において線において複雑なものを嫌う。この性質こそ美の側から大に活用したいではないか。畢竟美は単純と最も厚く結合しやすい。
先日河井や浜田と朝鮮を旅して、石工に優れたその国民の仕事の跡をつくづく眺めた。これも朝鮮が石に恵まれているからである。その民族は石をどうこなすかを熟知している。そうしてどんな石をどんな物に用いるかをよく知っている。この分野では日本は石の国というより木の国であるため、作物が少ない。だが前述のように大谷石の如きは木に近い石であって、日本の味を出すのに適った材料である。その柔かさや温かさを活かして用いれば、多くの将来があろう。何も上等な石というわけではないが、私は大谷石に日本的なものを見出さないわけにゆかぬ。この石には何か特別な親しさを感じる。
因にいう。
もし宇都宮か、日光にでも行かれるついでがあったら、大谷を訪われることをお勧めする。そこには見るものが二つある。一つは有名な大谷観音で、これは石崖に彫りつけた大きな仏像で、出来がなかなか立派である。前述の如く弘仁期の作。石はもとより大谷石。軟質であるがよく風雨に堪え今日に及んだ。