輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
線上閱讀柳田 国男《こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 142,761 字 · 278 頁
それで入れ物は荷造りの最初なのである。もとは貯蔵用とかねていたろうが、たいていは手製なのだから、いろいろと自分たちの必要にあわせて、べんりな大きさや形がかんがえ出され、のちにはそれをやや遠方への旅行にもたずさえて行けるようになった。そういう中にもいくつとなき種類があって、古い絵巻物などの画につたわっているのは、木の櫃や袋のたぐいであるが、二つとも手製が容易でないうえに、櫃のほうは持つのに二人かかるものが多く、袋だけはそまつなごわごわした物を入れてあるくために、絹や布以外の多くの材料をつかったのが、今でもまだ弘くもちいられている。それよりも日本という国のありがたいことは、竹と葛蔓とが野山にありあまって、これをいろいろの容器に利用する技術が、まことにらくらくと国民のあいだに進みかつひろまってきたことである。籠というものの古い日本語はコであって、そのコの形状は、我邦では無数である。写真やスケッチにしてあつめて見ると、かえって分類にまようほど千変万化であるが、幸いにして使いかたが大よそきまっており、また名称もよく似たものが多いから、かんたんにその系統をたずねてみることができる。