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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

線上閱讀柳田 国男《こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 142,761 字 · 278 頁

青空文庫

一三、砂糖の魅力

みじかい休憩の回数がそのために多くなり、一方にはまた何の仕事もせず、腹もへらない人たちまでが、たいくつだといっては盛んにお茶を飲むようになった。そうしているうちに、砂糖という曲者が、いよいよ姿を現わしてきたのである。

一三、砂糖の魅力

いちばん大きな変動を受けたのが子どもたちであるが、それもずっと後のできごとであった。砂糖が日本にはいってきたのは、四百年近くも前の話だけれども、始めのうちはただ名を聴いたばかりの珍物で、都会に住む人々、それもよっぽど良い暮らしの家でないと手に入らなかった。しかしそのころを一つの境として、甘いという味がおいおいと普及することになったのは、やはりお茶というものの影響であろう。子どもはただ味をおぼえたら忘れぬというだけで、自分でさがし出すことはできないのに、砂糖以外のいろいろの甘味が、つぎからつぎと日本の食べ物に加わってきているのである。

茶を飲む風習が農家にはいってから後に、はじまったろうと思う食べ物はいくつかある。一つ例をあげるとオケジャまたはウケジャというもの、全国諸処にあるが、名まえだけは同じで、物は少しずつちがっている。