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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
線上閱讀岡本 綺堂《明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,283 字 · 329 頁
十六年(癸未) 一八八三
十七年(甲申) 一八八四
一番目は「川中島」、二番目は「大丸屋騒動」。団十郎、菊五郎、左団次は勿論、家橘、芝翫、高助、福助、秀調、海老蔵、小団次、松助に、大阪方の璃寛、右団次を加えたる大一座にて、俳優の共進会と称せらる。
○十一月、猿若座にて沢村清十郎は名題に昇進し、四代目沢村源之助と改む。
十六年(癸未) 一八八三
○四月、春木座にて「菅原実記」を上演。右団次の菅丞相が天拝山祈りの場にマグネシヤを用いて電光を見せ、大いに観客の喝采を博す。
○五月、市村座にて「新皿屋敷」を初演。菊五郎の魚屋宗五郎の酒乱、大好評。
○十月、新富座にて「妹背山」を上演。団十郎のお三輪が評判となる。
十七年(甲申) 一八八四
○四月、新富座の一番目に「二代源氏誉身換」を初演。団十郎の仲光は活歴熱の頂上に達したりと称せらる。
○十一月、猿若座は猿若町を去って、浅草西鳥越町に移転し、新築落成して十六、十七の両日開場式を行う。舞台開きの狂言に、団十郎は北条高時の天狗舞を初演。好評。
○この頃より演劇改良の声ようやく高まりて、在来の演劇は荒唐無稽なりといい、猥雑野卑なりというたぐいの議論がしばしば繰返さる。しかも傾聴に価するほどの名論は殆どなかりしなり。