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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

線上閱讀岡本 綺堂《明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,283 字 · 329 頁

青空文庫

小序

団十郎の大阪乗込み――桟敷十三円八十銭――大阪側の反感――一種の弊害――中啓一本三円五十銭

その頃の戯曲界

坪内博士の新史劇――戯曲は雑誌でもお断わり――新作「悪源太」――不入の間――新作「上杉謙信」

自作初演の思い出

三人合作の二番目――藪入り連中を相手の芝居――座附作者の態度――仕切場で執筆――初陣の不覚

晩年の菊五郎

道行の勘平――芸の柔かみ――山中平九郎――最後の「弁天小僧」――老年の悲哀

団十郎の死

再演の春日局――家橘の改名――大森の一夜――歌舞伎凋落――団菊の歿後

日露戦争前後

左団次の衰老――新派劇全盛――「桐一葉」と「辻説法」――遼陽の秋――洪水の難をまぬかる

小序

ことしは五代目菊五郎の三十三回忌追善興行を催すという噂を聞かされて、明治劇壇もかなりに遠い過去となったことを今更のように感じた。

その過去の梨園に落ち散る花びらを拾いあつめて、この一冊をなした。勿論、明治劇壇の正しい記録でなく、老いたる劇作家の昔話に過ぎないのである。

わたしは何の参考書にも拠らず、単に自分の遠い記憶をたよりに、見るまま聞くままをそれからそれへと語り続けたのであるから、その中には伝聞の誤謬などがないとは限らない。