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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
線上閱讀柳田 国男《こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 142,761 字 · 278 頁
中華民国をはじめ、アジアの南方の国々はどうなっているか、くらべて見たいと思ってまだできずにいるが、少なくとも日本の歴史においては、この二通りの食事は最初からべつべつのものであった。これから後もやはりわけて考えるほうがつごうがよいと思う。そうしてこの家の外で食べる分をべつにすると、以前はたしかに二食であり、近ごろはまたいろいろの新らしい理由から、三食の人がしだいに多くなって行こうとしているのである。
朝と夕との本式の食事を、古い日本語ではケといっていたらしい。今でも朝げ夕げという名を使う人がすこしはあり、また神さまにさし上げるお膳は、朝みけ夕みけと昔から敬語をそえてとなえている。お昼の食事も昼げということになったのは、なんか特別に日中にこのお膳をこしらえる場合だけに、限ったことだったろうと、わたしは思っているが、のちのち外へ持って行くべんとうまでも、昼げだと思う人が多くなってきて、そのケという語の意味が、はっきりとせぬようになったのである。最初の起こりは膳椀のような、きまった食器がケであって、それで食べる食事だけを、朝け夕けといったらしいことは、
家にあればケに盛る飯を草まくら旅にしあれば椎の葉に盛る