輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
線上閱讀直木 三十五《南国太平記(なんごくたいへいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 493,291 字 · 991 頁
矢っ張り、智慧があらあなあ、深雪さん、それで――」
庄吉が、ここまでいうと、小太郎が
「深雪、すぐ行け」
「ええ? はいっ」
「若旦那」
庄吉が、小太郎の顔を見ると
「人手を借りとうない」
小太郎は、鋭くいった。四人は、そのまま、白けて黙っていた。深雪は、合せ鏡を出して、暗い灯の横で、髪を撫でつけた。庄吉は、俯向いていたが
「師匠、一寸」
南玉が、俯向いて立上った。二人は、表の間へ出て、その隅の、暗いところへ立って
「もし、深雪さんが、行っちまった後なら、益満さんが、小藤次の家へ、忍び込んで、盗み出そうてんだ。大丈夫だが、師匠、俺、すぐ、一っ走り、益満さんのところへ行って来るから、お前、一緒にくっついて行って、俺が駈けつけるまで、どっかで、引っ張っていてくれめえか、すぐだから――」
「心得た。だが、二人とも、親譲りの、強情っ張りだからの」
「頼まあ、俺、じゃあ、行くから」
南玉は、頷いて、元の座へ戻りかけた。庄吉は、ちらっと、二人を見て、土間へ降りると、すぐ、走って出てしまった。
「南玉、志は有難いが、余計なことは、せぬようにの」
「ええ」
南玉は、そう答えて
「深雪さん、大急ぎで、風呂へ、一つ」