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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

線上閱讀岡本 綺堂《明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,283 字 · 329 頁

青空文庫

の須藤南翠、『やまと新聞』の条野採菊・南新二、『東京朝日新聞』の饗庭竹の舎、『都新聞』の前島和橋・右田寅彦、『中央新聞』の井上笠園・水野好美、『時事新報』の竹下権次郎、『読売新聞』の鈴木芋兵衛、『国会新聞』の野崎左文、これらの人々のほかに尾崎紅葉は芋太郎の匿名で時々に『読売』の紙上に劇評を寄せていた。斎藤緑雨もときどき飛び入りで『国会』に劇評を書いていた。こういう人たちと伍して、まだ二十歳に足らない私が最年少者であることは言うまでもない。わたしも努めて小さくなって、それら諸先輩に敬意を払っていたのであるが、先輩諸氏もだんだん馴染むに連れて、子供あがりのわたしを可愛がってくれた。取分けて条野採菊老人はわたしを可愛がっていろいろのことを教えてくれた。これは『やまと新聞』が『東京日日新聞』の出店のような関係になっていたためでもあったが、ともかくも芝居のことについて、江戸のことについて、わたしは採菊老人から教えられることの多かったのを今でも感謝している。

その当時、新聞の劇評家として最も権威を有していたのは、かの採菊老人、須藤南翠、饗庭竹の舎、森田思軒の人々で、大劇場に対する劇評は大抵二、三日乃至四、五日にわたるを例としていた。