Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
こうして、銀色赤目の怪物は、四つの窓のそとに、つぎつぎと、あらわれては消え、あらわれては消え、目にもとまらず、はやわざをくりかえしました。夜光の首が、四つあるのではないかと、うたがわれるほどでした。
杉本さんも、小林君も、そのたびに、書斎の中を、うろうろするばかりです。ところが、そうして、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしているうちに、なにに気づいたのか、杉本さんが、恐ろしい叫び声をたてました。
「アッ! ないッ! 仏像がなくなった。小林君、仏像をぬすまれてしまったッ!」
おどろいて、テーブルの上を見ますと、アッ! ありません。仏像は、かき消すようになくなってしまっていたのです。
杉本さんはドアのところへ、とんでいって、とってをまわしてみました。かぎはちゃんとかかっています。四つの窓をしらべました。みんな、かけがねがかかっています。
書斎は金庫のように、厳重にしまりができていたのです。それなのに、あの仏像が消えうせてしまいました。夜光怪人は、いったい、どんな魔法をこころえていたのでしょう。
杉本さんと小林少年は、テーブルやイスの下はもちろん、部屋のすみずみを、くまなく、さがしまわりました。