Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
「きみたちは、いっぱいくったねえ。」
上山さんが、へんなことをいいました。
「エッ、なんですって? もういちど、いってください。」
小林君が、びっくりして聞きかえします。
「そこをよく見たまえ、きみたちのそばに、だれかが、たおれているはずだ。」
上山さんが、また、みょうなことをいいました。
「エッ、どこに?」
小林君とポケット小僧は、懐中電灯で、穴の底を照らしてみました。
「アッ、だれか、たおれている。」
かけよってみますと、ひとりの背広姿の男が、さるぐつわをはめられ、手足をしばられて、そこにころがっていました。
「上山さん、これ、だれです。」
小林君が、穴の上を見あげてたずねますと、上山さんは、うすきみわるく笑いました。
「ウフフフフ……、さるぐつわをとってごらん。だれだかわかるから。」
どうもへんです。なんだか、とほうもないまちがいが、おこっているような気がします。
小林君は、いそいで、ころがっている男のさるぐつわをとり、懐中電灯で、その顔を見ましたが、見たかとおもうと、
「アッ!」
と叫んで、おもわず逃げごしになりました。
小林君は、恐ろしい夢を見ているのでしょうか。