Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
兜はまるで首を切られでもしたように、コロコロと床の上をころがりましたが、そのあとには何もないことがわかりました。つまり鎧は首なしの胴体ばかりで、やっぱり笑いつづけているのです。お化けです。首がなくても声の出る化けものです。明智はそれにかまわず、こんどは鎧の胴をだくようにして、すっぽりと上にぬきとりました。「ごらん。声のぬしは、ここにいるんだよ。」明智の指さすところを見ますと、今ぬきとった鎧の胴のあとに、ああ、なんということでしょう。小型のテープ・レコーダーがくくりつけられ、テープが、グルグルまわっていたではありませんか。
二十面相の、人をこばかにしたいたずらです。彼は明智が、かならずここへやってくるのを察して、明智をからかうために、「おれをとらえようとすれば、こんなめにあうんだよ。」といわぬばかりに、手数のかかるいたずらをしておいたのです。
あとでしらべてみますと、テープ・レコーダーから廊下の入り口のドアの内がわと、鎧の前一メートルほどの床の上に、電線が引いてあって、だれかがそれをふめば、テープ・レコーダーのテープが回転するという、たくみなしかけがほどこしてあることがわかりました。