Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

もの言う怪獣

幼い少女のようなかん高い声で、さもおかしそうに、ケラケラと笑っているのです。

少年たちは、サーッと背すじに氷の棒をさし通されたような気がしました。ああ、笑うコウモリ! 少女のような声で笑うコウモリ! これがこの世のできごとなのでしょうか。夢ではないでしょうか。やみの中の幻ではないでしょうか。それとも、少年たちは洞くつの妖気のために、ひとり残らず、気がちがって、ありもしないもののけの姿を、心にえがいていたのでしょうか。

もの言う怪獣

少年たちは、あまりのふしぎさおそろしさに、心臓の鼓動もとまってしまうような気がしました。おとなほどの大きさのコウモリというだけでもふしぎなのに、それが人間の声で笑いだすなんて、まったく想像もできない奇怪事ではありませんか。

ところが、そうして生きたここちもない少年たちの耳に、さらにいっそうおそろしい声が聞こえてきました。みなさん、その大コウモリがものをいったのです。人間とそっくりのことばでものをいったのです。

「フフフ……、いくじのない子どもたちだ。それでも少年探偵団員かね。おい、小林君、きみまでふるえているじゃないか。いつもの元気はどこへいったのだね。