Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
そして、ぼくらがはいって来たら、青銅の魔人にこんな目にあわされたといえばいいのだ。
ところがね、手塚君、電気の線はしぜんに切れたのじゃない。このぼくが切っておいたのだよ。きみを追っかけて、ここへはいってくるときに、水なんかあっては、じゃまだからね、機械をまったく動かないようにしてしまったのさ。
きみは魔人にかどわかされたのでなくて、自分でかってにここへはいって来たのだ。どうだい、ぼくが今いった順序に、どこかまちがったところがあるかね。」
しかし、手塚さんはまだかぶとをぬぎません。まっさおな顔になって、口をモグモグさせながら、こんなことをいうのです。
「じゃあ、この昌一と雪子はどうしたのだ。自分の子供を、そんなひどいめにあわす親があると思うのか。」
「そのふたりはきみの子供じゃない。」
明智がズバリといってのけました。
「エ、エッ、なんだって? これが私の子供じゃない?」
「手塚さんは戦争の時召集せられて、五年あまりも帰らなかった。戦場で行くえ不明になってしまったのだ。おくさんはいつまでまっても手塚さんが帰ってこないし、戦死の知らせもないので、心配のあまり病気になって、もう物もいえないほどわるくなっていた。