Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
それとも夢でもみているのか。その犯人というのは、この部屋の中の、いったいどこにかくれているんじゃね。」殿村はなぜか少し顔の色を青くして、くちびるをなめながら、いきりたった声でつめよりました。
明智探偵はやっぱり、ニコニコしていました。そして、サッと右手をあげますと、人さし指を殿村探偵の鼻の先につきつけました。
「殿村君、それとも、蛭田博士と呼んだほうがお気にめしますか。……きみだ。きみが犯人だ!」
殿村はまるで弾丸で胸を打ちぬかれでもしたように、ヨロヨロとよろめきました。その顔は、いっしゅんかんサッと、青ざめたかと思うと、つぎのしゅんかんには、憤怒のため紫色にかわりました。そして、まるで追いつめられたけだもののように、黄色い歯をみにくくむきだして、明智探偵に食ってかかるのでした。
「ば、ばかな。な、なにをいうのだ。とんでもないことだ。わしは殿村弘三という、れっきとした私立探偵じゃ。明智、きさま気がちがったな。中村さん、こいつ、わしとの勝負にまけて、逆上したのです。引きずりだしてください。部屋の外へ引きずりだしてください。」
「殿村君、いや、蛭田博士、悪あがきはよしたまえ。