Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 51.117 Zeichen · 103 Bildschirme

Aozora Bunko

十月二十八日

○小さい松林の中のスタンチア〔駅〕の横の丘の上に青と赤の農具が幾台おいてあった。

○松林を伐サイして高圧線架工の下ごしらえがしてある。

○スエドロフスキー附近、新しい工場が続々立ちかけている。一帯に沿線来た時とは違って活動がよく感じられる。

○食堂のカントク古い軍人上りだ。髭の形、卓に向って坐ってる坐りぶり。我々が Ужинを少しおごって、出て来るとき、あいさつした。可怪しな奴!

こういう古い奴は、ゼイタクをする人間がすきなのか?

十月二十八日 火

○雪がすっかり白い。

○コルホーズの大きいの。かるかすの山に雪がかかってる。

○或るところの高い「エレバートル」〔起重機〕、馬車が積んで□かけて□る。オムスクのすぐ手前、イルトゥイシュ河、大きい河、白い雪の間に河水は澱った灰汁色だ。岸の枯れたカン木は茶い。

○細かい一軒だての一階の家(木の家)が低くひろがってる(オムスク)広い往還がその間を通ってる。地平線がそのはてに見える。

○オムスクのキオスクにバターが沢山あった。ゴム尻あてのようなパンも1р で売ってる。

○オムスクのステーション。耳が痛いぐらい寒い。