Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

四十三

新「いつも行く度に向で散財して、酒肴を取って貰って、余り気が利かねえ、些とは旨え物でも買って行こうと思うが、金がねえから仕方がねえ」

作「金エなくったって、向でもって小遣も己に呉れて、何うもハア新吉さんなら命までも入れ上げる積りだよ、と姉御が云ってるから、行って逢ってお遣りなせえよ」

新「明日はまた大生郷辺で一杯遣って日を暮さなければ成らねえ、仕方がねえから今日は家に寝ようと思って」

作「家に寝るって、己が困るから行ってよう」

新「コウ/\見ねえ/\」

作「何だか」

新「妙な事がある、己の家に蚊帳が釣ってある」

作「ハテ是は珍らしいなア、是は評判すべえ」

四十三

新「其様な余計な憎まれ口をきくなえ、今行違ったなア三藏だ、己が留守に来やアがって蚊帳ア釣って行きやアがったのだな、斯んな大きな蚊帳が入るもんじゃアねえ、蚊帳を窃と畳んで、離れた処え持って行って質に入れゝば、二両や三両は貸すから、病人に知れねえ様に持出そう」

作「だから金と云うものは何処から来るか知れねえなア、取るべえ」

新「手前ひょろ/\していていけねえ、病人が眼を覚すといけねえから」