Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
親切な男なれども、お賤と中がよいから、村方の者は密通でもしている様に思うが、彼は江戸からの親しい男で、左様な訳はない、親切な者で有る事は見抜いているから、己が葬式は、本葬は後でしても、遺骸を埋めるのは内葬にして、湯灌は新吉一人に申し付ける、外の者は親類でも手を付ける事は相成らぬ。という妙な書置でございますが、田舎は堅いから、其の通りに先ずお寺様へ知らせに遣り、夜に入り内葬だから湯灌に成りましても新吉一人、湯灌は一人では出来ぬもので、早桶を湯灌場に置いて、誰も手を付けては成らぬというのだから、
新「皆さん入らしっては困りますよ、遺言に背きますから」
「実にお前は仕合せだ」
と年寄から親類の者も本堂に控えて居る。是から早桶の蓋を取ると合掌を組んだなり、惣右衞門の仏様は斯う首を垂れて居るのを見ると、新吉は現在自分が殺したと思うとおど/\して手が附けられません。殊に一人では出来ないがと思って居る処へ、土手の甚藏という男、是は新吉と一旦兄弟分に成りました悪漢。
甚「新吉/\」
新「兄いか」
甚「一寸顔出しをしたのだが、本家へ行ったらお内儀さんが泣いているし、誠にお愁傷でのう、惜しい