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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

だからカラダは楽しく、恐ろしく、やめられない

だからシバイは楽しく、恐ろしく、やめられない

役者はみんな少しずつ、バカです、バカでなければやれません

私もバカです、バカでした

それまでにたくわえられた若い命の

ありたけの力を一度にドッとたぎり立たせてシバイをしたのです

幸か不幸かその劇団では女優が不足していて

間もなく私に大きな役が附くようになり、

僅かの間にひとかどの女優として認められた

わきめもふらぬ一本気の熱演が

人の目をくらまして、そう思わせただけでしょう

ただ、やっと私の蕾は舞台の上で開きました。

シバイではじめて私のカラダと心に火がついて燃え出した

蕾が開く姿が美しいものならば

私は美しかったのかもしれません

心とカラダの燃えるのが幸福だというのならば

私は幸福だったのです

兄にもそれを言ってやりました

兄は喜こんで寝床の上で泣いたそうです

その頃、兄の容態は絶望状態になっていて

私にあてて出すハガキを書くのがヤットだったが

私に知らせると心配すると兄が言ってとめるので

母は私にかくしていたのです

かわいそうに! 兄は

昔、新劇の大部分が赤一色に塗りつぶされていた頃

新劇をいくつか見たことがあって