Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
真珠湾に突入した九人の青年が
軍神としてたたえられた
たたえたのは、私たちだった、国民だった
あの頃の新聞や雑誌を出して見なさい
電車が九段を通る時には、
すべての人が頭を下げたことを思い出して見なさい
宮城前を過ぎる時には
すべての人が頭を垂れて戦勝を祈ったことを思い出して見るがいい
私たちもそうだった
私もそうだった
――罰せよ、罰せよ、残りなく、私たちを。
だけど事実はそうだったのだ
いくら罰されても事実を事実と言うだけの
勇気だけはなくならないように!
真珠湾の報道が発表されると
山田先生は研究会一同をひきつれ
右翼革新団体のD塾主催の
二重橋前の早朝戦勝祈祷式に参加した
徹男さんも参加した
まだ朝露にぬれた砂利の上に
全員ハチマキをし、素足で立って
ミソギの行に声を合わせてイヤサカを叫び、
最後に、地に伏し、土を抱いて、泣いた
あの時、山田先生の頬に
拭いても拭ききれぬほど流れた涙が
ウソの涙であったろうか?
それは知らない、しかし私の頬に流れた涙と
徹男さんの頬に流れた涙とが
ウソの涙でなかった事は私が知っている。
私たちの劇団でも、日の丸の旗をそろい持って、
宮城前に集って、これからはただ一筋に