Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
そこから食料などを仕入れるのに、いちばん近い町は埼玉県のT町です。奇面城からT町へは、二日か三日にいちど、四十面相のヘリコプターが、かよっているらしいのです。ポケット小僧は、そのヘリコプターにかくれて逃げ出してきたのです。」
すると、堀口捜査課長が、こともなげにいうのでした。
「武装した警官を一小隊ほどやって奇面城をかこませるんですな。奇面城の中には、四十面相も入れて十一人しかいないというから、武装警官一小隊でじゅうぶんでしょう。自動車のいけるところまでいって、それからは歩いてのぼるんですな。」
それを聞くと、明智探偵はかぶりをふって、
「いや、それはあぶないですよ。奇面城のまわりには、見はりのものがいるにちがいない。警官隊が山をのぼっていったら、すぐに気づいて、じゅうぶん用意をする。あいつらはピストルや銃を持っているでしょうし、そのほか、どんな武器があるかわからない。それと正面からたたかっては、こちらにも、けが人を出します。正面しょうとつは、さけたほうがいいと思います。」
と反対をとなえました。
「ふん、なにか計略をもちいるというんだね。明智君、きみには、うまい計略が、あるのだろうね。