Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
でも、小林少年だけは、そのおそろしい顔を見ても、もうこわがりませんでした。動物が人間のことばを使うはずがない。ものをいうからには、このおそろしい怪物の中には、ほんとうの人間がかくれているのにちがいないと、かしこくも判断したからです。
「きみはだれだ。ぼくたちをどうしようというのだ。」小林君は懐中電灯をさしつけたまま、キッとして怪物を、にらみつけました。
「フフフ……、わからないかね。きみたちがいっしょうけんめいにさがしている人間だよ。」大コウモリは人をこばかにしたようなことをいって、クスクスと笑いました。やっぱり人間なのです。大コウモリの衣装をつけた人間なのです。
少年たちはそうとわかりましたので、おそろしい夢からさめたように、ホッとしましたが、でも、お化けのこわさはなくなりましたけれど、こんどはその怪獣の中の人間が、いったい何者かと考えますと、またべつのおそろしさに、ゾーッと背すじが寒くなるのでした。
少年たちの頭の中に、ある人物の名がサッとひらめきました。こんなおそろしいいたずらをして、少年探偵団員を苦しめるやつは、そいつのほかにないからです。