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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「ウン、そういえば、僕も見た。はじめは皮手袋をはめているのかと思ったが、そうじゃない。きみのいうとおりだよ。たしかに指がちょうつがいになっていた。」

さっき二番めに声をたてた青年店員が、少年にかせいをしました。

そのそばに、白宝堂の主人や近所の人たち五六人が立っていて、この会話をきき、青ざめた顔を見あわせていましたが、主人は気をとりなおして、店員たちに命じました。

「警察へは電話をかけたけれど、交番へも知らせておくほうがいい。むだ口をきいていないで、だれかひとはしり行っておいで。」

するとふたりの青年店員が、かけだしました。ひとりではなんだかこわいような気がするので、ふたりづれで交番へ行くことにしたのです。

「へんだね、たったあれだけのあいだに、どこへかくれやがったんだろうね。ばけものみたいなやつだね。」

「ねえ、きみ、あいつは人間じゃないよ。僕はどうもそんな気がするんだ。ひょっとしたら、あれは腕だけだったかもしれない。胴体はなくて、鉄の腕だけが、ショーウインドウの中へはいこんで来たという感じだったぜ。腕だけが宙をとんで逃げたとすると、いくらさがしたって、見つかりっこないからね。