Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
さらって行くのです。
犯人はいつも、あの銅像の顔を持ったやつでした。そして、追っかけられると、イヌのようによつんばいになって走るのですが、その早いことはおどろくばかりで、ヒョイと町角をまがったかと思うと、煙のように消えうせてしまいます。どうしてもとらえることができないのです。
新聞は毎日のようにこの怪物の記事でにぎわい、うわさはだんだん大きくなるばかりです。
「全身、鉄か銅でできてるんだってね。このあいだの晩は、はだかで現われたっていうじゃないか。」
「ウン、そうだって。お巡りさんが、うしろからピストルをうったら、カーンといって弾がはねかえったっていうぜ。」
「不死身だね。まるで装甲車みたいなばけものだね。」
こんなうわさをするものもあります。また別のところでは、
「中に人間がはいっているのかもしれないが、どうもそうじゃないらしいね。あいつはきっと、中身まで機械なんだよ。からだの中は歯車ばかりなのさ。その証拠に、あいつが現われると、ギリギリと歯車のすれあう音がするっていうじゃないか。」
「自動機械だっていうのかい。だが、そんなにうまく活動する機械人間ができるものだろうか。