Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 51.117 Zeichen · 103 Bildschirme

Aozora Bunko

九月二十七日

九月二十八日

九月二十九日

九月二十七日 土

今日は雨がふるので、べこやは家に居る。

夜、パンを買いに外へ出たら、うすくトマン〔霧〕がおりていてプラッカートは赤く、いい景色だった。

このモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ともうはなれるのか!

べこ仕事。(毎日五枚の予定)

ノーソフが牛乳大ビン一本もって来た。外套代として。

九月二十八日 日

今日は到頭家財をうりに出た。黒外套、チュルキ〔長靴下〕、ウィンの靴、もや合外套など。みんな思ったよりよいねなり。但ソヴェート製のカニキ〔スケート靴〕と靴はもってかえって来た。

かえりに、本やで、かねがね見ていた絵の本を買う。

オリガさん来、仕立やはゴスダルストボォ〔国家〕の仕事をしてだめ。べこ仕事。

○もう家の間から見える樹黄葉している。夜、つかれたので、本包みをしていたら、雨の音がしきりに淋しくした。

九月二十九日 月

○アオムスへ出かけた。

○ブルバールがすっかり秋だ。

○黄色い葉が青い卓の上にちってる。空がエナメルのように碧い。飛行機がとんでる。

○ニグロが歩いてる。

○黄色い葉の間から更に黄色いアオムスの前面何とも云えず美しい。