Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
Lesen Sie 木綿以前の事 (もめんいぜんのこと) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.586 Zeichen · 348 Bildschirme
是を答えようとするにはさらに第三の最も興味深き観察点、すなわり前代社会における婦人の地位如何、これを今からでも認識することが必要だと思う。こういう問題などは、とうてい外部の人たちの成績を待っていて、いわゆる「読ませていただきます」で済まされるわけがない。現にそのために今まで散々に誤らされた後なのである。もう一度自分で考え且つ判断なさるほかはない。
私などの見たところでは、一つの大切な点が従来は見落されていた。それは一言でいうと女の立場が、実は昔から二通りあったということに気づかぬことである。考えてみれば誰にでもすぐ気づくことだが、ふとした原因からそれが埋もれていた。若い頃はしとやかで優しくて、また非常にはにかみ屋であった女たちが、年を取るときまってやかましく、またきつい人になることがそれである。「嫁が姑になるの早さよ」などという川柳もあって、後者を代表するものは概念上の「姑」であった。姑は江戸期の文学の主要人物で、文学は通例若い女たちが読むので、多くの姑は悪形をもって目せられている。支那の文芸には、また是がもう一段と強く表現せられている。畏内という語は笑話の主材であり、英語のカーテンレクチュアと偶合した帳中説法という妙辞もある。