Japanische Klassiker mit Furigana
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えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Lesen Sie 江戸三国志 (えどさんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 577.271 Zeichen · 1141 Bildschirme
無名ですから何者が投じたものかわかりませんが、とにかく、内容には、明夜御城下外の鼻寺で、日本左衛門とそのほかのものが、必ず落ち合うことになっているということ。
また、尾州家の秘蔵仮面を持つお蝶も、同じ時刻に、そこへ姿を見せるでしょう――として、意外な秘密があばいてある。
なか一日の余裕がある。で、手配はみッちりつきました。すでに、この近傍には、非人などに変装した者が、今日の夕刻を期して、ちらほらと立ち廻ってその間違いのないところを、彼へ報らせが飛んでいました。
前もって、柳沢家とは了解のあること、人数は、望み次第町方与力から繰り出すというので、万太郎の意気ごみは鋭い。
そして、寺まで来ないうちに、荒川畷ではお蝶らしい者の影を見つけ、また、そこに倒れていた、丹頂のお粂のふしぎな死骸をも見出しました。
その時、彼をよく知っている釘勘が、お粂のからだをあらためてみると、何とも腑に落ちない点があるし、かすかに呼吸もあり、体温もあるので、二、三の組子に言いつけて、ひとまず、お粂の体は、そこから役宅の方へ運んでおくように言い残し、枚をふくんで、鼻寺へ近づいたものです。