Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

七十八

其所に行こうというので旅立の支度を致し、永く羽生村の名主を致して居りましたから金は随分ござります、これを胴巻に入れたり、襦袢の襟に縫附けたり、種々に致して旅の用意を致します、其の内に荷拵えが出来ると、これを作右衞門の蔵へ運んで預けると云う訳で、只今まで名主を勤めて盛んであったのが、ぱったり火の消えた様でござります。

七十八

母「多助や」

多「ヘエ」

母「作右衞門が処え行って来たかい」

多「ヘエ行って参りました、蔵の方にゃ預かる者があるから心配しなえが好え、何時でも帰ったら直ぐに出すばいて、蔵の下は湿るから湿なえ高え処に上げて置くばいといってね、作右衞門どんも旧来の馴染ではア何うか止め度いと思うが、敵を討ちに行くてえのだから止められねえッて名残イ惜がってるでがんす、村の者もねえ皆御恩になったゞから渡口まで送り度えといってますが、あなたそういうから年い取った者ア来ないで好えといって置きましたが、私だけは戸頭まで送り度えと思って支度ウしました」

母「汝も送らなえで好いから若え者を止めて呉んろよ、汝が送ると若え者も義理だから戸頭まで送りばいと云って来るだ、そうすりゃア送られると送られる