Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十五)茶碗割り
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.804 Zeichen · 225 Bildschirme
と平次の智恵で彦太郎が披露した詭計に引っかかり、辰次が秤座を抜出して海賊橋の隠れ家に来たところを一網打尽にされてしまったのです。
若旦那を殺した晩、家の中にいた辰次が、わざと外に出て、雨戸を外して入った手際は鮮やかでしたが、鮮やかすぎてかえって平次に疑われたとは気が付かなかったでしょう。
*
「さアわからねえ、何が何だか少しもわからねえ、若旦那の兵太郎は一体どんな役目を勤めたんです」
一件落着してからガラッ八は平次に絵解きをせがみました。
「若旦那の兵太郎は、噂の通りお浪に夢中だったのさ。守随の家をどうしようというのではない。せめて守随家に思い知らせ、神家が立ち行くようにしたいから、御朱印を盗み出してくれと頼まれたが、親父の彦太郎は用心堅固でそれが出来なかった。そこで用心棒の狩屋角右衛門や店中の者の気を土蔵から引離し御朱印を盗み出す機会を作るために、いろいろ脅かしの手紙を書かせ、その上自分であんな細工をした」
「ヘエ――」
「井戸へ落ちたというのも嘘だ。あんな月の良い晩に、若盛りの男がおめおめ人に突き落されるはずもなく、それにあの井戸はあまり浅すぎた。