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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

壮六 いえ、その、迷惑などとはとんでもございませんで。ホントは斉藤さんが飛んで来なきゃならんが、あいにく県農会の会議があるんで、おめえ行ってくれって――私は農事試験所の助手のようなことしていやして――はあ、いえ、おもに稲作の方のことをナニして――出身が馬流でやすもんで、はあ。

勝介 まあまあ、そう窮屈にしないでラクにして下さい。とにかく、こういうヤンチャなコブがくっついて来ておる。

春子 だってお父様、この春からのお約束じゃなくって?

勝介 (笑いつつ、それを無視して、壮六に)夏休み中にどうしても信州へ連れて行けと言うんでね、はは。いや、もともと、高い山の中で生れた子でね、わしが北海道の奥の高原に入りこんで、あの辺の林を見ていた時分――そこでまあ、生れて、育ってこれの母親は、そこでまあ死んだが――そういうわけかね、むやみと高い所が好きだ。どうしてもついて来ると言ってきかん――それに、この辺でカラ松を実生から育てて、苗木を出そうと言う仕事を見てくれと、ここの県庁あたりから頼まれていることもあり、わしもこの辺は何度も来て好きなんで、この奥あたりに時々やって来て住めるような小屋を建ててもよいと思っているもんだから、その下検分と言うかね。