Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
壮六 そうでございますか。この辺も早く鉄道でも通ってくれると、ありがたいですが。
勝介 いやいや、いずれ小諸あたりから鉄道は通じるだろうが、これで戦争成金なんかじゃない、まあ山ばかり歩いている学者でね、まあ、貧乏人が山小屋たてようと言うには軽井沢へんよりはここらがよかろうと言うのさ。なにかね、この辺で、土地や山林を貸すとか売るという話はどんな人に相談したらよいのかね? いや、いずれそういう事になれば県の方へジカに私から話せばよい事だろうが、その前に土地のことをいろいろ聞いときたい。
壮六 はあ、それは、その柳沢の金吾――先ほど申しあげました――私よりも金吾の方がこのへんから奥のことについてはくわしいものですから、海の口から先きは金吾に案内いたさせようと思っております。同じ馬流の生れでありまして、私とは幼な友達で、ズーッと海の口のはずれで開墾に雇われて稼いでいる、しっかりした男です。
勝介 金吾君と言うのかね、そんなにこの辺のことをよく知っている――?
壮六 はい。もうズーッと、この奥で高原地の百姓したいと言うんで、そいで土地を買う金を溜めるために開墾で働らいている奴です。