Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
お前は大きに、この金吾に惚れている気でいるなれど、ホントはこの俺に惚れてんだぞ。人間自分の事あ自分にゃわからねえもんだ。かわいや、なんにも知らねえわやい、と言うのがあるんだ馬鹿、お豊、お前がホントに好きなのは金吾じゃなくて、この俺だぞ。気をつけろい!
お豊 そう、そりゃ、ありがたいわねえ。じゃま、私のホントに好きな人にお酌をしましょ。(と、この場の始末を笑い話にしてしまえそうなので、笑って言って酌をする)
喜助 (それを受けて)冗談いってんじゃねえんだぞ俺あ。まじめだぞ。イヤだイヤだと好きなだけ言ってろてんだ。もう一年もしたら、お前はチャーンと喜助の女房でおさまっているべし。てへへ……村の娘と畑の芋は、かぶり振り振り子がでける、と言ってな。てへへ、俺が予言をしておくぞ。俺あ今でこそ、へえ、バクチなんぞ打っているが、もとはと言えば、年期を入れた大工だ。そうなったら俺あチャーンと大工をかせいで、可愛がってやるからな。安心して、子供の十人も産めよ、てへへ。なあ金吾、どうだ?
金吾 はは、そうだそうだ。
喜助 そうだそうだなんずと、俺が酔って言うと思って心安く言うと聞かんぞ。