Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
ここ当分百姓は目が廻るように忙しくてね、はは。
春子 でも、この別荘のぐるりを、こんなに金吾さんが切り開いて、こうやってソバをまいたりして下すっているの、これまで何度も何度も目には入れていながら、ホントに見たのはこれがはじめてよ。ありがたいわ。これをどうすればおソバになるんですの?
金吾 はは、なあに、これをよく乾してね、それをたたいて、みでふるいわけてから、ついて殻をとってね、それを水車へ出して粉について貰いやあ、ソバ粉になりやす。シンソバというのはうまいもんでね、こんだ早速俺が打ってあげべえ。
春子 お百姓の仕事というものは、いいわねえ。
金吾 なあに、いいも悪いも毎年同じことであたり前すぎるようなこってやすから、馬鹿にでも出来やすんで。
春子 いえ、ウソがないから。私しみじみそう思うの、ホントに私、ボチボチでいいから金吾さんにお百姓の仕事習っていきたいわ。そうすればキットお父様も何処かで喜んで下さる。
金吾 はは。そりゃ、黒田先生は喜ばれやすよ。
春子 私、なんだかとてもいい気持。敏子もああして、あなたにすっかり馴染んでくれたし――ああそうそう、もうそろそろお昼だわ。