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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

旦那も一昔以前はここいらであれだけ羽ぶりをきかした方なのに、それがそういう事をおっしゃりはじめると話がおもしろくなくなっちまうんですけどねえ。じゃ本人を呼んで一度聞いて見ましょう。本人は横田さんの話も嫌がっているようですけど、お父さんのあなたのお話も、なんですかあまり喜こんじゃいないようですよ。

(ポンポンと手を叩く)

清乃 (若い芸者。次ぎの室から)はい。……(と言って出て来て)御用ですか?

おかみ あのねえ……あら清乃ちゃん、あんた田口の御宴会の方、お約束だったろ?

清乃 はあ、あれは三時ですから。

おかみ でも、そろそろ髪ゆいさんの方へでも行ってなにしないと。あのね、裏の座敷でみんな、お稽古だろ。敏子ちゃんにチョイとこっちへ来てちょうだいと、そ言って。

清乃 あら、敏ちゃんなら、さっきチョット裏から出て行ったんですけど。お客さんが見えて。

おかみ お客? すると又おっ母さんでも来たの?

清乃 いえ男の人ですけど。あたしが取り次いであげたから――なんですか、田舎言葉の、ゴツゴツした。そいで敏子さまにお目にかかりたい、敏子さまと言うんですの。柳沢の金、なんとかって。