Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
許される最高の意味で最大の形で
諦らめないでこうしてやっている。
君の兄さんはすぐれた人間です。
しかし、時代はあれから進んで来ている
世界も日本も、急速に新しい決定的な段階に突入しつつある
田舎で寝ている兄さんには
その辺の認識が充分でないかも知れない
われわれは時代をその現実に於て掴み
その中で自分の位置と力を客観的に置き据え
どうすれば与えられた現実の中で
真に進歩的であるかを考えなければならぬ
それがわれわれの任務だ!」
真剣に熱しながら、しかし学者らしく
その熱情をおさえつけて静かに
尚も先生はいうのです。
それは、田舎で兄に聞かされた事と同じ思想で、
言葉使いまでソックリ似ています
つまりマルクシズムでした。
先生はマルクシズムとはいわれません。
しかし、マルクシズムでした。
私には、それがわかりました
いいえ、わかったような気がしたのです
そういう事が度々あって、そのたびに
私は燃えるような気持で聞きました
兄が荒っぽく耕して置いてくれた私の頭に
先生の言葉が滋養分のある水のように
しみこみ、行き渡り、全身をひたして
ひとことずつに心の眼がパッチリと開いて行くような気がします
急に自分の背たけが伸びたような気がします