Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ごじゅうのとう
五重塔
幸田 露伴
Lesen Sie 五重塔 (ごじゅうのとう) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.316 Zeichen · 111 Bildschirme
其二十四
清吉汝は腑甲斐ない、意地も察しもない男、なぜ私には打ち明けてこないだの夜の始末をば今まで話してくれなかった、私に聞かして気の毒と異に遠慮をしたものか、あまりといえば狭隘な根性、よしや仔細を聴いたとてまさか私が狼狽えまわり動転するようなことはせぬに、女と軽しめて何事も知らせずにおき隠し立てしておく良人の了簡はともかくも、汝たちまで私を聾に盲目にして済まして居るとはあまりな仕打ち、また親方の腹の中がみすみす知れていながらに平気の平左で酒に浮かれ、女郎買いの供するばかりが男の能でもあるまいに、長閑気でこうして遊びに来るとは、清吉汝もおめでたいの、平生は不在でも飲ませるところだが今日は私は関えない、海苔一枚焼いてやるも厭ならくだらぬ世間咄しの相手するも虫が嫌う、飲みたくば勝手に台所へ行って呑み口ひねりや、談話がしたくば猫でも相手にするがよい、と何も知らぬ清吉、道益が帰りし跡へ偶然行き合わせてさんざんにお吉が不機嫌を浴びせかけられ、わけもわからず驚きあきれて、へどもどなしつつだんだんと様子を問えば、自己も知らずに今の今までいしことなれど、聞けばなるほどどうあっても堪忍のならぬ