Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ごじゅうのとう

五重塔

幸田 露伴

Lesen Sie 五重塔 (ごじゅうのとう) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.316 Zeichen · 111 Bildschirme

Aozora Bunko

其二十九

彼めが人様に恨まれるようなことのないようにせねばなりませぬ、とおろおろ涙になっての話し。始終を知らで一ト筋にわが子をおもう老いの繰言、この返答には源太こまりぬ。

其二十九

八五郎そこに居るか、誰か来たようだ明けてやれ、と云われて、なんだ不思議な、女らしいぞと口の中で独語ながら、誰だ女嫌いの親分のところへ今ごろ来るのは、さあはいりな、とがらりと戸を引き退くれば、八ッさんお世話、と軽い挨拶、提灯吹き滅して頭巾を脱ぎにかかるは、この盆にもこの正月にも心付けしてくれたお吉と気がついて八五郎めんくらい、素肌に一枚どてらの袵広がって鼠色になりしふんどしの見ゆるを急に押し隠しなどしつ、親分、なんの、あの、なんの姉御だ、と忙しく奥へ声をかくるに、なんの尽しで分る江戸ッ児。おおそうか、お吉来たの、よく来た、まあそこらの塵埃のなさそうなところへ坐ってくれ、油虫が這って行くから用心しな、野郎ばかりの家は不潔のが粧飾だから仕方がない、我も汝のような好い嚊でも持ったら清潔にしようよ、アハハハと笑えばお吉も笑いながら、そうしたらまた不潔不潔と厳しくお叱めなさるか知れぬ、と互いに二ツ三ツ冗話しして後、お吉少しく改まり、清吉は眠ておりまするか、どういう様子か見てもやりたし、心にかかれば参りました、と云えば鋭次も打ち