Japanische Klassiker mit Furigana
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ごじゅうのとう
五重塔
幸田 露伴
Lesen Sie 五重塔 (ごじゅうのとう) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.316 Zeichen · 111 Bildschirme
愍然さは、なんと可愛い奴ではないか、のうお吉、源太は酷く清吉を叱って叱って十兵衛がとこへ謝罪に行けとまで云うか知らぬが、それは表向きの義理なりゃ是非はないが、ここは汝の儲け役、あいつをどうか、なあそれ、よしか、そこは源太を抱き寝するほどのお吉様にわからぬことはない寸法か、アハハハハ、源太がいないで話も要らぬ、どれ帰ろうかい御馳走は預けておこう、用があったらいつでもおいで、とぼつぼつ語って帰りし後、思えば済まぬことばかり。女の浅き心から分別もなく清吉に毒づきしが、逸りきったる若き男の間違いし出して可憫や清吉は自己の世を狭め、わが身は大切の所天をまで憎うてならぬのっそりに謝罪らするようなり行きしは、時の拍子の出来事ながらつまりはわが口より出し過失、兎せん角せん何とすべきと、火鉢の縁に凭する肘のついがっくりと滑るまで、我を忘れて思案に思案凝らせしが、思い定めて、おおそうじゃと、立って箪笥の大抽匣、明けて麝香の気とともに投げ出し取り出すたしなみの、帯はそもそも此家へ来し嬉し恥かし恐ろしのその時締めし、ええそれよ。ねだって買ってもろうたる