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Japanische Klassiker mit Furigana

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へいけがに

伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集

岡本 綺堂

Lesen Sie 伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集 (へいけがに) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 203.094 Zeichen · 411 Bildschirme

Aozora Bunko

(又笑う。)今のお話の様子じゃあ、あなたも私の味方にはなって呉れそうもありませんね。

高田 いや、味方になりますよ。

中二 でも、あなたは今度の出来事を偶然の暗合とばかりは認めていないんでしょう。

高田 そこが自分にもよく判らない、いわゆる半信半疑なんですが……。まあ、いずれにしても、この際お父さんや阿母さんに余計な心配をかけるのは好くありませんから、私も努めて打ち消すように注意しますよ。

中二 どうぞそう願います。なにしろ、親父もおふくろも非常な迷信家ですから……。

高田 (自分を嘲けられたような軽い不快を感じながら。)私もその迷信のお仲間かも知れませんよ。はははははは。(無理に笑いながら、立って歩きまわる。やがて立停まって。)ゆうべも又ここへ蝦蟆が出たそうですね。

中二 ゆうべは忙がしいので、わたしは泊りに来ませんでしたが……。親父が又そんなことを云いましたか。

高田 つかまえて、何処へか捨てて来たそうです。

中二 はあ、そうですか。(笑う。)親父もよく色々のことを云いますね。

高田 眼で見たばかりでなく、その蝦蟆を捉まえたと云うのだから、嘘じゃ無いでしょう。