Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あおいはらふじんのたいつり
垢石釣游記
佐藤 垢石
Lesen Sie 垢石釣游記 (あおいはらふじんのたいつり) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.298 Zeichen · 100 Bildschirme
それは十月中旬である。前橋在の新堀の茂さんという漁師が昨年の或夜、鮎の瀬付のコロガシをやって居ると、ゴクンと鈎に掛ったものがある。鮭かも知れないと思う途端に、沖へのして、太い人造を鎧袖一触という威勢で切って行ってしまった。
五分もたたないうちに又来た。茂さんは名うての漁師である。今度はやらじと、竿を撓めて一足づつ下流へ下りながら遂に河原へ引き摺り上げて終った。これが七百五十匁。
鱸は八月末から落ちに向うというに、これはまた十月下旬まで、斯くも上流へ踏み止まって瀬付の鮎を狙い餌とし、さらに錆鮎と共にそろそろと海まで落ち込もうと、予定を立てて居るらしい。
それより一里半上流の新町付近の烏川でも、投網に時々大鱸が入る。
茨城県の久慈川ではどの位上流へ鱸が遡るかと調べて見ると、久慈郡の最北端大子町斎藤桃太郎さんの簗へ年に二、三度は落ちるそうである。川口から大子町まで、二十里はある。那珂郡大宮町付近で、鱸の好きな砂底の淵が無くなり、それから上流は玉石底の急流となって終うのである。
那珂川は、栃木県烏山の上流箒川の合流点付近までは行くらしい。矢張り湊の海門橋から二十里あまりはある。