Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.131 Zeichen · 423 Bildschirme
「大阪の与力大塩平八郎の事件などがそれじゃ、あれは跡部山城守殿が大塩を見るの明がないから起ったことである。奉行が大きければ大塩は非常な用をする、奉行が小さくて大塩が大きかった故あんなことになったという説がある」
「大塩はとにかく近代での人物である、是非善悪は論ぜず、貧民のためにあれほどのことを為し得る奴はほかにはあるまいと思われる、あの乱もまた大塩自身の人物もあろうけれど、時のハズミというものもなきにあらず」
「国民の富豪に対する怨恨がようやくに熟していたから火蓋が切られたのじゃ。それにつけても思うのは、このごろ江戸に起った貧窮組、浅ましいようでもあるし、おかしいようでもあるが、あれもまた時世を警むる一つの徴候」
駒井能登守の一行は、時事を論じたり、風景を語ったりしながら、小仏峠の頂上まで登ってしまいました。
頂上に中の茶屋があって、そこに休んで見ると赤飯がありました。その赤飯を大盤振舞にして与力同心、仲間馬方に至るまで食いました。能登守もまたそれを抓んで喜んで食いました。なおお茶を飲む者もあれば水を飲む者もあります。頂上まで上って見ればこれからは下りであります。