Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

「ハハハハハ……、おどろいているね。だが、きみは、じつに変装がうまいねえ。ぼくだって、そこにいるのは、じぶんじゃないかと思うくらいだよ。ハハハハハ……。」

ほんものの明智探偵が、ゆっくり、部屋の中へはいってきました。

「き、きみは、どうして、ここへ……。」

にせものは、すっかり、どぎもをぬかれて、はっきり口をきくこともできません。

「小林だよ。きみは赤森さんのうちから、小林をおいかえしたそうだね。ぼくはいままで、そんなことをしたためしがないから、小林がうたがったのだ。かしこい少年だからね。そして、きみのあとをつけたのだよ。

ぼくは今夜八時三十分に、東京駅について、すぐ事務所に帰ったのだが、そこへ小林から電話がかかってきた。その小林が、このうちをおしえてくれた。それで、にせの明智探偵にあうために、ここへやってきたというわけさ。ハハハハハ……。」

ほんものの明智探偵は、そういって、右手をポケットにいれました。にせ明智も、右手をポケットにいれています。

「ハハハハ……、ポケットから手を出したまえ。ピストルなら、ぼくも持っているんだからね。」

「うん、とび道具はよそう。