Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
ヘヘヘ……。」
なんというきみの悪いやつでしょう。暗やみの森の中で、いきなり木のかげから姿をあらわし、みょうな鳥のような声で笑いながら、話したいことがあるというのです。物もらいでしょうか。いや、物もらいにしてはなんだか口のきき方がへんではありませんか。
「話というのは、どんなことだね。こみいった話なら、あらためて宅のほうへ来てもらいたいのだが。」
信太郎氏は素性の知れぬ相手を警戒するように、ぶあいそうに答えました。
「ヘヘヘ……、なあに、そんなこみいった話でもございませんよ。じつはお宅のお坊ちゃまのことにつきまして……。」
「エッ、信雄のことだって? 信雄がどうかしたのですか。」
小泉氏は、老人のしさいありげな口ぶりに、思わずギョッと聞きかえしました。
「エヘヘヘ……、そうらごらんなさい。わしの話を聞かずにはいられますまいがな。信雄さんは、学校からお帰りになりましたか、え、今お宅においでですか。」
「いや、さいぜんわしが家を出るまで、まだ帰っていなかった。どうしたのかと心配しているのです。きみは何か信雄のことを知っているのかね。」
「知っているどころか、わしはつい今しがたまで、あの子どもと話をしていたのですよ。