Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「けっこうです。お待ちしている。だが、もう一日は」

と、裴宣は切にひきとめ、次の日はまた、飲馬川の眺望をさかなとして、断金亭の楼台で、終日、送別の杯と、また義兄弟の誼など酌み交わされた。――こうして、ここは去り、日ならずして、戴宗、楊林の二人は、薊州城内の街通りをあるいていた。

胸に小太鼓、腕には銅鑼を掛け、手にも喇叭を持って吹き、一人で三人楽の“道囃子”をドンチャン流して来る男があった。身装、ひと目で分る獄卒だった。

もうひとりの獄卒は処刑用の大きな“鬼頭刀”をささげている。すこし離れて、柄の長い青羅の傘を、べつな獄卒が、かっぷくのいい堂々たる男の上に翳しかけて行く。

それぞ町中で囁かれている首斬り楊雄――またの名を病関索の楊雄ともいわれている牢役人だろう。なにしろすばらしい羽振りである。

わけて今日みたいに、人民泣かせな悪党の処刑が行われての帰り途には、町の老幼が、紅絹だの、花束だの、緞子だの、種々な祝いを感謝のしるしに首斬り役人へ投げるのだった。それを拾い拾い、持ちきれないほど肩や胸に抱えて行く獄卒もべつにあった。

「おっと! 首斬り役人、ちょっと待たんか」