Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 156 866 caractères · 318 écrans

Aozora Bunko

――泉屋一家で、荒し残されたのは、あとたった二軒、それがやられるまでには、きっと縛ってお目にかけますって――」

「…………」

「今度逃がせば、十手捕縄を返上しなければなりません、どうしましょう親分」

「なるほど、それは心配だろう。どんな手口だか私も知らないが容易の捕物じゃあるまい」

「よく霽れた月の無い晩に限って押込みます、今晩あたりもまた何か始まるでしょう。父さんは一人で威張っていますが、子分といっても役に立つのは二三人――まさか私が出かけるわけにも行かず、素人衆は幾人手伝って下すっても、本当に気が廻らないから、いつでも網の目を脱けるように逃げられてしまいます。――親分に来て頂くと申分ありませんが、それではまた父さんが気を悪くするかも知れず」

お品は淋しそうでした。平次とすっかり融和しているようでも、利助にはまだ年配の誇りと、妙に頑固な意地があったのです。

「気のきかない話だが、俺も心配をしながら遠慮していたのさ。――それじゃこうしようじゃないか。あの通り欠伸ばかりしているから、早速八の野郎を差向けてみよう。大した役には立つまいが、それでも素人よりは増しだろう。