Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(三)酒屋火事

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(三)酒屋火事 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 146 725 caractères · 298 écrans

Aozora Bunko

*

「親分、どうも腑に落ちねえことが一つあるが」

「何だ、ガラッ八」

「いきなり湯屋へ飛込んで三助を縛ったのは、どういうわけです」

「相変らずお前は気楽だなア、――地蔵様が毎朝暖められていたんだ。焚火でなきゃア、湯掻いたに極っているじゃないか」

「ヘエ――」

「あの地蔵様を嗅いでみると全く湯屋の湯槽の臭いがしたよ」

「なるほどね、何だってまた手数のかかる事をしたんでしょう」

「畑の中の土塀へ寄り付きようがないから、地蔵様を暖めて村の人に一と騒ぎさせ、ドサクサ紛れにあの屋敷の様子を窺ったんだよ、全く思い付きだ」

「ヘエ――」

「青銭や鐚銭を小粒に変えたのも、みんな秀の野郎の細工さ。秀はあの屋敷の中の様子が知りたかったんだ」

平次はこう言って、蟠りもなくガラッ八を顧みました。