Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

衆口紛々である。一人も歓迎はしていない。智清禅師は、ほとほと困った。――すると、都寺(僧職)が、うまい一案を提出した。

「馬鹿と鋏はなんとやら、そのような人物も、当山附属の野菜畑の管理所へやっておくには、案外、適任ではおざるまいかの」

「なるほど、なるほど。野菜畑の目付ならいいかもしれぬ」

「なにせい、あの酸棗門外の菜園ときては恐ろしく広い。のみならず、附近の兵営からは兵隊どもが荒らしに入るし、もっと厄介なのは、門外にある無頼漢街じゃ。年中、墻を破ッて、瓜や菜根は大びらに盗んでゆくし、農耕の馬や牛も、いつのまにか食ってしまう。……といって、番人も山僧どもも、なにもいえん。なにしろ奴らは凶悪なので」

「それや妙案。いかがでしょう禅師。風来の魯智深とやらには、試みにまず、その菜園目付役でもやらせて御覧じあっては」

「むむ、衆意同案とあれば」

一山の断により、さっそく首座(僧職)がその旨を、智深にいいわたす。智深は、ふくれ面だった。たとえ、化主、浴主の末僧でも、なにか僧職の端にはと期待していたらしい。

「まあまあ、やがてはだんだんに、茶頭、殿主、蔵主、監寺などの上職にも、修行次第でと申すもの。